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AppleScript & Photoshopで2つの画像の差異がある部分を着色表示する

久しぶりの更新になります。

AppleScriptを使って、Photoshopで表示している2つの画像の差異がある部分(値が同じでないピクセル)を、着色表示してみます。印刷会社などで導入されている『デジタル検版』の様な感じで表示します。

やっている事は、

・下準備として画像がレイヤを持っている場合はそれを統合して一枚モノの画像にしておき
・2つの画像をレイヤで重ね
・画像モードを『16bit/チャンネルのRGB』に変換
・上のレイヤの描画モードを『差の絶対値』にして下のレイヤと統合
・差を目立たせる為にトーンカーブでライト側を一杯まで引っ張る(入力4、出力255)
・画像を2値化してから反転
・赤く着色して元の画像に重ねて表示

という一連の動作をAppleScriptで実行しています。


例えば、オリジナル画像(Image1)と、オレンジの種を消した画像(Image2)をPhotoshopで表示しておき、AppleScriptを実行すると、差異のあるピクセルを色付けした状態で表示します。(下の画像は比較し易いように並べたものです)



こちらはオリジナル画像(Image1)に対してトーンカーブで中間域の濃度をCMYK値で5%上げた画像(Image2)の場合。

こんな感じで色付け表示します。画像の色調をトーンカーブ等で調整した際、どの辺りまで影響が出るのかを確認する事ができます。

『DIFF_THRESHOLD』の値は、どれくらいの色の差があれば色付けするのかを決めるしきい値で、スクリプト1行目の値を上の画像のように220にしておくとCMYKの値でおよそ5%以上の差があれば色付けするようになり、値が小さい程わずかな色の差で反応するようになります。

スクリプト中でRGBに変換する前に『16bit/チャンネル』にしていますが、これは2つのレイヤーの画像のCMYK値が同じだったとしても、『8bit/チャンネル』のままだとRGBの変換後に僅かな数値の違いが出てしまうためです。


で、今回色んな画像で試してみて、ちょっと意外だった事が。



上の例は、左のオリジナル画像を『JPEGフォーマット(画質は最高の12)』で保存したものと、『EPS JPEGエンコーディング(最高画質)』で保存して、それぞれオリジナルと比べてどれだけ変化しているのかを見てみたんですが、どうもEPS JPEGエンコーディングの方が色が変化したピクセルが多い(=劣化が大きい)ようで、色々な画像で試してみたんですがどれも同じ傾向でした。まあ目で見た限りでは見分けは付かないんですが、てっきり同等のものだと勝手に思い込んでいたので自分にとっては『プチ驚愕の事実』でした。

以下が今回のAppleScript。スクリプトを実行するときは『比較したい2つの画像のみ』を表示しておきます。
■動作確認
MacOSX 10.5.8
Photoshop CS4
property DIFF_THRESHOLD : 50

tell application "Adobe Photoshop CS4"
	activate
	set doc1 to document 1
	set doc2 to document 2
	set current document to doc1
	
	tell doc1
		flatten
		select all
		copy
	end tell
	
	set current document to doc2
	
	tell doc2
		flatten
		paste
		set bits per channel to sixteen
		change mode to RGB
		set imgLay1 to background layer
		set name of imgLay1 to "Image 1"
		set imgLay2 to layer 1
		set name of imgLay2 to "Image 2"
		set blend mode of imgLay2 to difference
		duplicate imgLay1
		duplicate imgLay2
		move 2nd layer to after 3rd layer
		tell layer 1
			merge
			select all
			adjust using curves with options {class:curves, curve points:{{0, 0}, {4, 255}}}
			adjust using threshold adjustment with options {class:threshold adjustment, level:DIFF_THRESHOLD}
			adjust using inversion
		end tell
		make new art layer with properties {blend mode:lighten}
		fill selection with contents {class:RGB color, red:255, green:64, blue:64}
		merge layer 1
		set name of layer 1 to "Diff"
		set opacity of layer 1 to 70
		set blend mode of layer 2 to normal
	end tell
	
end tell
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Profile
choco
Author : choco

印刷・製版の現場を経て、広告制作会社でPhotoshopを使ったビジュアル制作を担当。

→現在は車載機器開発ベンダにて、組み込み3Dデータ作成やUIデザインなどを行っています。

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